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2017/5/14

デネットは"scientific image"と"manifest image"の仲立ちをすることが哲学の仕事だと考えているようだ。その中で具体的には"physical stance"と"design stance"をつなぐのが進化論、"design stance"と"intensional stance"をつなぐのが物理主義なのではないかという気づきがあった。物理的なアルゴリズムの集積から機能を持ったデザインが発生するプロセスを説明するのが進化論だと言える。また意識についての物理主義は信念や願望など"intensional stance"上の語彙を進化の過程で得られた遺伝子やミームによるデザインとして説明する。それぞれの語彙は下位の語彙に還元可能だが、上位の説明レベルは例えば人間の行動予測に有用であるという意味で保存されうる。ただし、"scientific image"/"manifest image"の区別と"physical stance"/"design stance"/"intensional stance"の区別がどう対応するのかは明らかでない。物理的な説明の語彙を日常に使うことはあり得るし、信念などの用語を心理学的な探求に用いることもあるからだ。