2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧
今日もScience, Perception, and Realityの"Philosophy and the Scientific Image of Man"を読み返して見つけたところを書いておきたい。一つは以下の部分でこの前の箇所でSellarsは感覚を神経生理学的なプロセスに還元することは現状では難しいと述べている…
今日もScience, Perception, and Realityの"Philosophy and the Scientific Image of Man"をうろうろしていた。気になったのが"predictable"と"caused"を分けているこの部分で、はじめそれ以前の部分で言われる"character"と"nature"のことを指しているんだ…
セラーズのScience, Perception, and Realityの"Being and Being Known"を読んだところあんまり意味がわからないので"Philosophy and the Scientific Image of Man"から読み返すことにした。この部分を読むのは2回目だが様々な発見がある。例えばmanifest im…
"Every Thing Must Go: Metaphysics Naturalized"を読み終わった。最後の6章ではこれまでの議論を振り返りつつ、筆者たちの検証主義的立場が単なる経験論ではないという点が論じられていた。確かに科学が検証によって進められるという立場は経験論的ではある…
"Every Thing Must Go: Metaphysics Naturalized"の5章まで読み終わった。この章で面白かったのが"indexical redundancy"という概念だった。これは同じリアルパターンが観測されうる範囲を表す概念となっている。あるリアルパターンがより広い領域で観察され…
"Every Thing Must Go: Metaphysics Naturalized"における筆者たちの「存在論的構造実在論(OSR)」が細かく見えてきたので、そこでトークンとタイプの区別がどう考えられるのかが気になった。「ロケーター」はタイプ/トークンの区別にはコミットしていない…
昨日"Every Thing Must Go: Metaphysics Naturalized"におけるリアルパターンと数学的構造の形式的対応づけについて書いたが、「ロケーター」の扱いについて勘違いしていた気がする。数学的構造を実装する関数の変数(ロケーター)同士の関係が計算的に圧縮…
今日も"Every Thing Must Go: Metaphysics Naturalized"を読んでいる。4章4節"RAINFOREST REALISM"ではデネットのリアルパターンと数学的な構造の対応が形式的に議論されている。あまりよくわかっていないと思うがなんとか再構成してみたい。数学的な構造は…
今日もまた"Every Thing Must Go: Metaphysics Naturalized"を読んでいる。第4章2節ではデネットの"Real Patterns"という論文について検討されていた。筆者たちはその論文の基本的な主張については同意しつつも、デネットが実在論と道具主義のどちらをとって…
またしても"Every Thing Must Go: Metaphysics Naturalized"を読み進めている。第3章まで読み終わった。第3章は具体的な現代の物理学上の論争を通覧して筆者たちの(存在論的)構造実在論を基礎づけていた。かなり分からない部分がありなんとか誤魔化しなが…
急に相対性理論について知りたくなったので図書館で『相対性理論 常識への挑戦』という本を借りて読んでいた。22歳にもなって夏休みの自由研究をする小学生のような行動で悲しくなる。光の速度が一定なので相対的に運動していると時間や空間が変化するという…