2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2017/10/17

セラーズ"Science, Perception, and Reality"の四つ目の論文"The Language of Theories"がわからなすぎて三日くらい悶々としていた。概ねわかってきた気がするうちに書いておこう。まずこの論文は理論言語の言明とその対象の実在性をテーマとしている。まず…

2017/10/13

セラーズ"Science, Perception, and Reality"の三つ目の論文"Phenomenalism"の最後の章"VIII. Beyond Sense Impressions"について。ここまでの論述で現象学というものがボコボコにされ終わり、その帰結を何点か確認するセクションになっている。現象/感覚対…

2017/10/11

セラーズ"Science, Perception, and Reality"の三つ目の論文"Phenomenalism"、"IV. The New Phenomenalism"について。新現象学と呼ばれるアプローチでは古典的現象学(第一のアプローチ)での問題である現象の法則性についての説明を、演繹的に想定される観…

2017/10/9

セラーズの"Science, Perception, and Reality"の三つ目の論文"Phenomenalism"の2章〜3章を読んでいた。1章で「直接実在論」が現象学に限りなく接近していく様子が見られたが、ここでは「古典的現象学」のアプローチが詳しく検討されている。そのアプローチ…

2017/10/5

息抜きに読んでいる丸山真男セレクションの『肉体文学から肉体政治へ』という論考が面白かった。文学などの「フィクション」と社会制度が重ね合わされていて、鋭い視点だと思った。社会契約などの社会制度は人間の知性がなんらかの目的のために作り出したで…

2017/10/3

セラーズの"Science, Perception, and Reality"の二つ目の論文"Being and Being Known"の後半部分"The Isomorphism of the Intellect and the Real"を読んでいた(二回目)。ここでは知性と物理的な世界の間のアナロジー関係というものが詳細に語られている…

2017/10/2

セラーズ"Science, Perception, and Reality"の二つ目の論文"Being and Being Known"を読んでいる(二回目)。前半部分ではトマス的な認識論のシステムの批判として大変込み入った議論が展開されている。ちゃんとわかっているのか微妙だが頑張って要約したい…