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2017/3/31

"From Bacteria to Bach and Back"の今日読んだ部分で面白かったのが、脳のそれぞれのニューロンが利己的である、という論点だった。ニューロンも細胞でありその進化元をたどると単細胞生物に行き着く。ニューロンたちはそれぞれが自己保存を目指すエージェントとして活動しているのである。

What could a neuron “want”? The energy and raw materials it needs to thrive— just like its unicellular eukaryote ancestors and more distant cousins, the bacteria and archaea.
(Dennett, Daniel C. From Bacteria to Bach and Back: The Evolution of Minds (p.162). Penguin Books Ltd. Kindle 版. )

そしてこの点はミームの生存競争へと繋がっていく。このミーム自然淘汰を脳のニューロンのレベルで見れば神経回路の形成/廃棄となるのだ。この淘汰は社会においてというより個人の脳内におけるものと考えた方がいいだろう。なぜなら一つのミームが様々なニューロンのネットワークによって多重実現するので、他人の脳にあるミームが自分と同じ神経パターンと対応しているとは限らないからである。

そういえばKindleに上でやっているように引用元情報付きでコピーアンドペーストする機能があるのを発見した。大変便利である。