2017/8/1

ダークナイト』しか見たことがなかったのでネットフリックスで『バットマン・ビギンズ』から三部作を見ていた。『ダークナイト』だけ異色な作風で『バットマン・ビギンズ』『ダークナイト・ライジング』はヒーローアクションとして王道の作りだったように感じる。『ダークナイト・ライジング』の最後のシーン、ゴードンがバットマンの正体に気づくシーンが好きだった。核爆弾と心中しようとするバットマンに対してヒーローが必要だというゴードンに、「ヒーローとはあなたのような人だ」と返答するバットマン。そこで『バットマン・ビギンズ』で両親が殺されたブルース・ウェインに若い頃のゴードンが励ましの言葉をかけたシーンがフラッシュバックする。このシーンであの日からゴードンがブルース・ウェインにとってのヒーローだったことが明かされる。ゴードンが三部作を通して(正体を知らない人間の中で)唯一と言っていい通してバットマンの理解者だったのに対して、バットマンのゴードンに対する思いについてはあまり描写がなかった中でこのシーンが最後にやってくるので大変感動した。