2017/6/21

デネットの"Real Patterns"という論文を読んでいる。パターン認識という形で三つの"stance"を見出すこととそのパターンの実在性が議論されている。ライフゲームの例は様々なところで登場していたが、物理、デザイン、志向性という三つの"stance"をスケールに従って採用していく過程として引き合いに出されていることがわかった。また能力に一対一で対応した遺伝子という考え方もリアルなパターン、ここでは"design stance"上の存在であることが書かれている。

A tractable oversimplification may be attractive even in the face of a high error rate; considering inherited traits to be carried by single genes "for" those traits is an example; considering agents in the marketplace to be perfectly rational self-aggrandizers with perfect information is another.

(Daniel C. Dennett "Real Patterns" The Journal of Philosophy, Vol. 88, No. 1. (Jan., 1991), pp. 27-51.)

この考え方によって"Sex and Death"で議論されていた"grain problem"を解決することができるかもしれない。つまり遺伝子、個体、種などは"design stance"上のパターンとして視座に相対的なものなのである。そのパターンは有用な"oversimplification"であるためある程度のノイズは許容されるのだろう。

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