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2017/3/22

酉島伝法『皆勤の徒』を読み終えた。圧倒的に異質な世界を漢字とルビを様々に組み合わせた造語の濁流で表現していくSFで久しぶりに脳神経が焼かれる感じがした。異質さという点で円城塔の『Boy's Surface』を読んだ体験に似ているし、グロテスクさという点で…

2017/3/21

昨日から体調が悪くて12時間寝た上に2時間昼寝したりしていた。よくこんなに寝れるものだと自分に感心してしまう。遺伝子の適応度という観点からは、ずっと寝ていてたまに起きて生殖するのが最適だという話を聞いてから、寝ているのが時間の無駄だという考え…

2017/3/19

『存在と時間』第三分冊の読書ノートを書き終わった。そういえば書いていなかったが読んでいるのは岩波文庫版であと1冊ある。立てていた予定は3月中に第三分冊まで読めればいいなという程度だったので、ここからボーナスステージ(?)ということになる。そ…

2017/3/18

今日は京大応用哲学センターがやっている「哲学カフェ」に参加した。あまりよく知らないで行ったのだが、活発にディスカッションできて楽しかった。その中でどうにも自分の意見が伝わっていないな、と思った時がある。「信念の環境が変われば対象そのものが…

2017/3/17

今日はひたすらこんな図を作って過ごした。『存在と時間』第二篇第一章〜第三章あたりの内容を表現したかったのだろうと思う。 実際には個々の状況は三次元的なので、これは二次元に落とし込んだ模式図ということになる。自分ではうまくできたと思うのだが、…

2017/3/16

今日も『存在と時間』を読んだり"From Bacteria to Bach"を読んで過ごした。他にはケン・リュウの『紙の動物園』読んでいる。時にSF的な、時には幻想的な舞台装置を用いながら家族愛、生命、文化などを鮮やかに描き出していてとても良い。『円弧』『波』など…

2017/3/15

今日は『存在と時間』読解のノルマが夕方に終わったのでデネットの"From Bacteria to Bach"を読んでいた。『存在と時間』は方法論の話が始まったので昨日の分ほど面白くはない。ただ論点先取というか、前提から導かれたものがその前提を導出する循環を許容す…

2017/3/14

今日は『存在と時間』を読むのが楽しくて始終挙動不審だったと思う。読んだのが「死への先駆」と「決意性」という別々に検討された二つの概念がバッチリ合致するということを証明するパートで非常に気持ちよかった。数日前にはつまらないとか書いていたと記…

2017/3/13

春が近付いてくるにつれて、精神が春特有の躁状態になりつつあるのを感じる。20歳を超えたくらいから精神状態に対して季節が作用しているのを感じられるようになった。むしろ自然条件が脳の神経回路に影響を与えて精神を変質させるという、ある意味当然のこ…

2017/3/12

『存在と時間』第二編第二章の読書ノートが完成した。一週間に一章読めればいいなと思って今週末までに完成させようと思ったら、想定より手間取って出来上がったのが日曜日の23:59だったのでギリギリである。自分で設定した締め切りに追われるのは自律的とい…

2017/3/11

最近読んでいる『存在と時間』の第二篇第二章がつまらない。単純に「良心」という考察の対象に興味がないというのと、体系性を確保するために仕方なくやっている感じが辛い。唯一興味があるのは、「良心の呼び声」と責任、自由などの概念が関係してくる点だ…

2017/3/10

上田早夕里の『夢みる葦笛』を読んだ。『楽園(パラディスス)』という短編に、基本的に行動を追認するだけの意識は世界の先行きを予測するために存在しているという話があった。一つの見方としてかなり有用であると感じる。ところでデネットの「ただそれだ…

2017/3/9

あらゆるものに価値はない。なぜなら価値とは自身が世界に付与するものだからだ。さて、自分で見出した「価値」に価値はあるのだろうか?これは無限退行の始まりである。それを止めるために、人は超越的なものによって世界に絶対的な価値を与えようとしてき…

2017/3/8

神林長平の『言壺』を読み終えた。『跳文』という短編では言葉を通じてユーザーに疑似体験を起こすデバイスが登場する。言葉によって五感的な情景が浮かび上がるということが書かれていたが、少し疑問がある。私が小説を読むとき、あまり具体的なイメージを…

2017/3/7

積んでいる数多の本の一冊、神林長平の『言壺』を読んでいる。『被援文』という短編はネットに接続された文章作成支援機械「ワーカム」を通じて他人の妄想が自分の中に入り込んでくるという話である。この短編小説自体がワーカムによって書かれた文章である…

2017/3/6

朝起きた瞬間にひどい偏頭痛がしたのでそのまま倒れていたら一時間ほどが無為に過ぎ去った。頭が痛いと身体を動かす気にならないのは奇妙なことのように思える。なぜかというと頭が痛いことによって身体の動作が制限されているわけではない。足が痛いのはそ…

2017/3/5

今日は久しぶりに自室にて一人で過ごすことになったので、図書館への返却期限が迫っている『マインズ・アイ』を読み進めていた。今日読んだ部分はジョン・サール『心、脳、プログラム』、トマス・ネーゲル『コウモリであるとはどのようなことか?』の二つで…

2017/3/4

今日は何かをした記憶がない。毎日同じように24時間が過ぎて行くのにこうして振り返って書き留めることの有る日と無い日の差はなんなのだろうか。実在するのが現在のみであり、過去は記憶、未来は予想でしかないなら、「1日」という客観的なものは存在しない…

2017/3/3

今日は朝方までアニメ『放課後のプレアデス』を見てうめき声をあげていた。最近「二重スリット実験」の重要な含意を知る機会があったのでその辺りを踏まえて見ると理解が深まる。その含意とは「重なり合った可能性同士が干渉し合う」というものである。二重…

2017/3/2

今日は『マインズ・アイ』に収められているレイモンド・スマリヤンの『神は道教徒か?』という対話篇を読んだ。面白かったのが自由意志と自然法則についての議論だった。登場する「神」は自然法則を現象にあとから付けられる説明だと言って、自然主義によっ…

2017/3/1

今日も引き続き友人の家で寝ているのか起きているのか曖昧な状態で過ごした。『落第騎士の英雄譚〈キャバルリィ〉』というアニメを鑑賞して、前回見た時と同じく大変感動した。この手のライトノベルには「誇り」という単語が頻出するが、改めてこの概念につ…

2017/2/28

昨日は宿泊していた友人の家から直接アルバイトに行ってそのまま寝ていた。今日もまた午後からはその友人の家にいる。午前中は洗濯物が乾くのを待ちながら『マインズ・アイ』を読んでいた。本物と同じくらい精巧な世界のモデルを作ったときそれをどう扱うべ…

2017/2/26

今日はいつも通り『存在と時間』を読んだ後、舞城王太郎が原作、脚本をしているアニメ『龍の歯医者』を見た。龍とかその歯医者とか荒唐無稽な道具立てから「死ぬとわかっててなぜ生きるのか?」という人生のアクチュアルな問題が出てくるのが舞城という感じ…

2017/2/25

今日は一日中頭の芯に鈍い痛みが走り続けていた。昨日摂取したアルコールのせいだろうか。ビールが苦手なのでアレが日本の酒の席のスタンダードであることが恨めしい。味わい方はだんだんわかってきたのだが身体が受け付けないのでどうしようもない。朝一番…

2017/2/24

いつも通り『存在と時間』を読んだあと研究室の飲み会に出かけた。同期の女性から家で男性と飲酒していて襲われそうになったので男性の局部をぶん殴って難を逃れたという話を聞いた。ハードボイルドだなあ。あと教授から卒業式後の同窓会でのスピーチを仰せ…

2017/2/23

今日も『存在と時間』を読んでいた。人間は「次の瞬間死ぬかもしれない」という可能性から常に持っているのにそこから目を背けている。しかし一瞬後に自分が死んでいるかもしれないと意識し続けるのは一つの狂気ではないだろうか。だがそれも、誰でもない「…

2017/2/22

今日も朝から『存在と時間』と『マインズ・アイ』を読んでいた以外は特に何もしていない。『マインズ・アイ』は上巻を読み終わった。毎日同じ空間で同じ動作しかしていないのに、目で追う文字が違うだけで日々が豊かなのは少し不思議だ。豊かさの基準を身体…

2017/2/21

日記をつけることにした。朝起きてノートをとりながら『存在と時間』を読み、夕方からはデネットとホフスタッターの『マインズ・アイ』を読むというのを毎日繰り返している。複数冊平行して読んでいると、一冊に集中している時よりも1日を振り返った時の何か…